2022年3月1日 (仮訳)中国雲南省においてタケに生じた新種Pertusaria wui Zhang, J-R. et al., 2021. Pertusaria wui sp. nov. on bamboo from Yunnan, China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2022/00000136/00000004/art00003 [Accessed March 1, 2022] 【R3-09284】2022/3/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省においてタケに生じた地衣の一種を検討し、Pertusaria wuiとして新種記載した。 本種は地衣体が痂状で薄く、類白色で光沢があり、多数の円錐形の疣を有することなどで特徴づけられた。 本新種を含む、8胞子性子嚢とリケキサントンおよびスチクチン酸類を含むPertusaria属地衣の検索表を掲載した。 中国雲南省大理市南澗イ族自治県大殿山 (新種) Pertusaria wui Q. Ren 語源…地衣学者の故呉継農教授に献名 【よく似た種との区別】 Pertusaria tetrathalamia 中国に分布する 地衣成分としてスチクチン酸を含む 本種と異なり北米における分布が知られている 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく4胞子性 本種と異なり二次代謝産物として4_5-ジクロロリケキサントンを含む Pertusaria nigrata アジアに分布する 粉芽を地衣体に欠く 子嚢が8胞子性 子嚢胞子が子嚢において1列で配列する 子嚢胞子表面が平滑 地衣成分としてリケキサントンおよびスチクチン酸を含む 本種と異なり中国ではなくブラジルおよびスリランカなどに分布する 本種より子嚢胞子が長い